大飯原発

概要

建設費抑制のため原子炉を一度に2機分を建設する方式が採用されており、タービン建屋1棟で2機分収める構造となっている。

原子力事故への対応として、1号機と2号機には、アイスコンデンサ方式という他の原子炉にはない方式を採用している。
これは、格納容器の周りに設けられた1,944本のバスケットに、ブロック状の氷を入れ、事故時に発生する蒸気を急速に冷却し圧力をさげる方式である。
アイスコンデンサーには常時1,250トンの氷が格納してある。
この方式により、格納容器の体積は同クラスのものより小さい。

その後、3号機と4号機には格納容器のコンクリート壁内部にPC鋼より線(テンドン)を入れて、あらかじめ格納容器全体を締め付けておき、事故時に発生する大きな圧力に耐えるプレストレストコンクリート製方式が採用されるようになり、この方式の採用はこの2基に留まった。


番号 原子炉形式 主契約者 定格電気出力 定格熱出力 運転開始日 設備利用率
(2009年度)
現況
3号機 加圧水型軽水炉(PWR) 三菱重工業 118万kW 342.3万kW 1991年12月18日 78.5% 再稼働
4号機 加圧水型軽水炉(PWR) 三菱重工業 118万kW 342.3万kW 1993年2月2日 87.6% 再稼働

大飯発電所で想定される地震の強さは700ガル、津波の高さは1.86m

天正大地震(てんしょうおおじしん)は、天正13年11月29日(1586年1月18日)に日本の中部で発生した巨大地震である。
<津波不明>